​ごあいさつ

 2018年の6月、私が無所属で2期目に挑戦した立川市議会議員選挙に落選してから、暮れの12月に倒れた実母を看取った1週間後、自分の乳がんが見つかりました。ステージ3cという末期の一歩手前のところで、1年間、フルコースの治療をし、命の復活を果たしました。命と向き合う治療が終わった時、医師をはじめとする医療従事者の方々や同じ乳がんサバイバーの患者さんたちから、「今を生きているあなたの人生を楽しんで。」というメッセージをいただきました。当たり前のことばかも知れませんが、多くの生死が相克する現場からの声として、真理であろうと、私は受け止めました。

 

 だからこそ、私の残りの人生を、市議時代から課題に思っていた「配慮が必要なひとに優しい政策・まちづくり」を当事者としてつくりたい、と思いました。そして、3人の子育てと私を支えてくれた実母を看取ったわがまち「立川」で、もう一度、市政の決定の場で仕事がしたい、と心に決め、現在、大学院で公共政策を学んでいます。

​ 「配慮が必要なひと」とは、例えば、がんサバイバーである当事者の私自身のように、がん患者や発達に障がいを持つ子どもたちなど、人数として少ない市民のことを指します。あなたは「配慮が必要なひと」ではないかも知れませんが、明日のことはだれも分かりません。入院歴のない私も、まさか40代で乳がんに罹患するとは思っていませんでした。

 意見の違いを色で例えるなら「グレー」の存在を認められる議会にすることで、「配慮が必要なひと」に優しい社会をつくることができ、だれもが生きやすい社会への実現につながります。政治にできることは、自助ができない市民に、公的サービスを提供することから生まれた「行政」を機能させることである、と私は信じています。

 コロナ禍を境に大きく社会システムが変わり、立川市もその変化に同期せざるを得ない現実が来ることが予想されます。これからの立川市政には市議の経験をいかせる私、谷山 きょう子が100%の即戦力を議会活動へ注ぎ、愛する立川に貢献できると信じています。

 皆さまにもう一度、お力添えをいただきますよう、お願い申し上げます。

  2021年 6月               

                        谷山きょう子